戦艦「大和」の何がスゴかったのか?
世界に誇る日本の最高傑作には、“3つの世界一”があった
③世界一の防御力 〜航空攻撃への耐久性〜
米軍第1次攻撃隊:第1群(空母2隻、軽空母2隻)と第3群(空母3隻、軽空母2隻)から発進した222機(空母1隻の38機は目標に達せず、その他3機はトラブルで途中帰還)、第2次攻撃隊(空母2隻、軽空母1隻)から発進した107機(トラブルで2機途中帰還)が海上特攻隊「大和」に向かった。
第1次攻撃隊は、ロケット弾112発、爆弾63発、空中魚雷52本を「大和」に集中。
第2次攻撃隊は、爆弾30発と空中魚雷7本で「大和」を攻撃し、とどめを刺した。
米軍の日本艦隊との交戦記録(「大和」の最期)では、作戦中の戦闘報告を分析して空中魚雷19本、454kg爆弾18発、227kg爆弾10発命中との記録を残している。
日本側記録は、被弾6発、空中魚雷10本、至近爆弾無数と記録している。
KEYWORDS:
原勝洋(著)
なぜ、「大和」は活躍できなかったのか?
なぜ、「大和」は航空戦力を前に「無用の長物」だったのか?
「大和」の魅力にとりつかれ、人生の大半を「大和」調査に費やした編著者の原 勝洋氏が新たなデータを駆使し、こうした通俗的な「常識」で戦艦「大和」をとらえる思考パターンの「罠」から解放する。
2020年、「大和」轟沈75周年
世界に誇るべき日本の最高傑作、戦艦「大和」の全貌が「設計図」から「轟沈」まで、今ここによみがえる!「米国国立公文書館Ⅱ」より入手した青焼き軍極秘文書、圧巻の350ページ。さらに1945年4月7日「沖縄特攻」戦闘時[未公開]写真収録
【目 次】
[第1章] 米海軍情報部と巨艦「大和」の謎
[第2章] 戦艦大和・建造の記録
[第3章] 戦艦大和の障害
【大型折込付録】
大和船体被害状況図(比島沖海戦時)
大和・復元図面 ①一般配置図 ②船体線図/中央切断図/防御要領図